低位株・ぼろ株選びのコツまとめ
株式投資は会社の将来性に期待して購入するモノですが、最初から大型株を買うのも抵抗があります。
まず、株価の安い株式を購入して株のトレードになれるという方法もあります。
また、低位株と呼ばれる株価の安い会社の株価が上がり予想が的中したとき等は、株式投資の楽しみのひとつでもあります。
目次
低位株とは何?を解説
低位株、ぼろ株、くず株と呼ばれる株式は株価水準の低い株のことです。
ぼろ株(低位株)の3つの特徴とは
①値動きが大きいこと
②業績の悪い会社も含まれている。
③流動性がないことが特徴です。
①は、ぼろ株は少しの材料でも高騰する一方ですぐに株価が暴落することもあります。
②株価が安い低位株なので上場廃止になる可能性が高い。
③人気がないので出来高が少なく売りたい時に売れない可能性もあります。
このようにみると初心者が安易にぼろ株に手を出すのは危険なように思いますが、
余剰資金で複数のぼろ株に投資するのであれば高いリターンが望める可能性があります。
また、ぼろ株は景気が悪いときに株価の安い株式を拾い、
いくつか上場廃止になっても良いという考えで投資をするものです。
しかし、中には化ける可能性がある株式があるのが低位株投資の醍醐味でもあります。
低位株のメリットとは
単純に株価の高い株式が値段が上がるにはパワーが必要です。
仮に、株価が5000円の株が20%アップして、6000円になるには、
それなりのニュースや好材料が必要ですが、
株価が100円の場合は、たった20円上がるだけで20%アップを達成することができます。
低位株は、
ほんの少しの材料でも株価へのインパクトが大きく、
短期で値上がりが狙えるといったメリットがあります。
有望低位株の見分け方
低位株をどのように見つけるのか、これから有望になるぼろ株をどのように見つければよいのか、
証券会社やネットでも株式を見つける「スクリーニング」というツールがあります。
現在、スクリーニングで一万円以内で買える株式は24銘柄ありました。
3年前はもう少し多かったと思います。
やはり、景気が良くなり株価が上がったということです。
2018年1月10日 一万円で買える株式
□1491コード 中外鉱業 東証二部 株価28.0
□1757 コード クレアホールディングス 東証二部 株価 23.0
□1783 コード アジアゲートホールディングスJASDAQスタンダード 株価83.0
□2134 コード 燦キャピタルマネージメント JASDAQスタンダード 株価77.0
□2315 コード カイカ JASDAQスタンダード 株価74.0
□2694 コード ジー・テイスト JASDAQスタンダード 株価83.0
□3250 コード エー・ディー・ワークス 東証一部 株価43.0
□3350 コード レッド・プラネット・ジャパン JASDAQスタンダード株価 34.0
□3777 コード ジオネクスト JASDAQグロース 株価51.0
□5103 コード 昭和ホールディングス 東証二部 株価98.0
□5721コード エス・サイエンス 東証一部 株価94.0
□5856コード 東理ホールディングス 東証二部 株価87.0
□6835コード アライドテレシスホールディングス 東証二部 株価67.0
□6993 コード 大黒屋ホールディングス 東証二部 株価 70.0
□7610コード テイツー JASDAQスタンダード 株価54.0
□7638コード NEW ART JASDAQスタンダード 株価32.0
□7647 コード 音通 東証二部 株価36.0
□8107 コード キムラタン 東証一部株価 47.0
□8836 コード RISE JASDAQスタンダード 株価 38.0
□8894コード 原弘産 東証二部 株価23.0
□8918コード ランド 東証一部 株価17.0
□8925コード アルデプロ 東証二部 株価90.0
□9318 コード アジア開発キャピタル 東証二部 株価12.0
□9973コード 小僧寿し JASDAQスタンダード 株価81.0
ここで、キムラタンやアライドテレシス、
エスサイエンス他ほとんどすべての銘柄が3年前より三倍以上株価が上がっているということを伝えておきます。
株式をどう選んでいくのか
まず、ひとつは完全に株価の安い銘柄を選ぶ、
確かに上場廃止のリスクがありますが高騰する可能性があります。
また、株式はすぐに上場廃止になることはありません。
注意管理銘柄から整理ポストに移るまで期間があります。
そこが狙い目でもあります。
低位株株式選びの3つのポイント
①小型株
時価総額が低い株式を選ぶことです。
時価総額とは、すでに発行されている株数と現在の株価を掛け合わせて算出される数字です。
時価総額が数10億円程の小型株を選ぶことです。
②割安な株式
現在の株価が割安かどうか判断する指標があります。
△PER 株価➗一株利益
△PBR 株価➗一株当たりの資産です。
株式の平均がPER が15倍とされています。
そして、PBR の平均が0.9から1倍ですから、
単純に何も考えず低い数字の株式を選ぶことです。
とにかく、数値ができるだけ小さい方が、割安性は高いという判断になります。
③高収益である
株主からの出資金を使用してどれくらい効率的に利益を上げることができているのかを表しています。
ROE =純利益➗純資産
このROE と呼ばれる数字が高いほど収益性が高いということになります。
しかし、低位株は3つすべての当てはまることが中々ありません。
そこで、私の考えはまず株価の安いモノからPBR とPER だけでも良いと思います。
そして、最後に業種や将来性を見る位です。
最後に必ず複数の銘柄を購入することを忘れないで下さい。
リスクヘッジになります。
そこで、ズバリ選ぶとすると…。
〇クレア・ホールディングス
〇アジアゲートホールディングス
〇昭和ホールディングス
〇カイカ
〇RISE
〇ランド
〇小僧寿司です。
数字で選ぶことも重要ですがどのような業種なのかということも重要ですので調べて下さい。
会社をネットや四季報で調べることで低位株でも割安に見える時があるはずです。
また、投資はあくまでも自己責任です。
高配当低位株についてまとめてみた
低位株で高配当を狙うというのは無理があります。
株価が100円位の株式はほとんど配当がありません。
仮に、低位株投資をやるときに資金が10万円として、
10万円の株式1銘柄保有するのと、
5万円の株式を2銘柄保有するのと、
3万円の株式を3銘柄保有するのと、
1万円の株式を10銘柄保有するのでは銘柄選びが違ってきます。
そこで、分散投資やリスク回避をするためにも、
10万円の資金であれば1万円の株式を10銘柄保有していた方が良いという考え方です。
ですから、そのような投資方法であれば、
株式が一万円から2万円位の資金でも買える株式の中から良い銘柄を選ぼうよという考え方が低位株投資です。
低位株投資のマイルール
低位株投資は余剰金で投資するべきです。そして、深追いはしないことです。
会社の将来性や期待があるのであれば買い続けるのも良いでしょうが、
低位株はあくまでも上がったらラッキーな位の投資が良いと思います。
低位株の中にも良い企業はありますがここまでと決めた株価になったら確実に売ることです。
なぜなら、低位株は上がるのも速いですが下がるのも速いからです。
低位株は株価が安いために仕手が入りやすいので売る時を逃すと長い間塩漬けするようになってしまいます。
また、出来高が少ないので全く値動きがないということも低位株にはあります。
そこで少しでも上がったら株式を売って利益を出すほうが良いと思います。
しかし、低位株を複数購入して長期的にほったらかしにするという方法もあります。
何故なら、
3年前に一万円で購入できた株式が3年後に5倍、10倍になっている株式もありますし、
また、株式分割により株式の枚数が増えた会社もあります。
そして、合併した会社もあります。
高いリターンを狙うのであれば化けるまで売らないということです。
しかし、3年前に購入した低位株が上場廃止になっていたということもあります。
やはり、
低位株投資はトータル的に利益を出すには
複数の株式を保有することが一番良い方法です。
2018年のおすすめ低位株とは
低位株を選ぶときにやはり、ネットや株式情報誌で話題がある銘柄を選ぶことも重要です。
購入資金が安い銘柄から2018年高騰しそうなオススメ銘柄をいくつか紹介します。
〇3323 レカム株
〇5955 株ヤマシナ
〇8411 株みづほフィナンシャルグループ
〇2311 株カイカ
〇6731 株ピクセラ
〇8704 トレーダーズホールディングス
2018年投資ファンサイトでも記事になっていますが、
キーワードはフィンテックやブロックチェーン関連株が上がる可能性があるとおもいます。
100株統一で低位株が消える
2018年10月までに株式の売買単位(単元枚数)を「100株統一」を完了させる目標で取引所が取り組んでいます。
そのために10株を1株に株式併合し売買単位を1000株から100株に変更する企業が増えています。
*単元枚数が1000株の会社が狙い目でもあります。
また、東証は「100株統一」とは別に、
望ましい投資単位として「5万円以上50万円未満」を明示しています。
これは、低位株(株価の安い)がなくなる可能性があります。
最低投資単位の5万円を100株単位でクリアするには、
株価は最低でも500円以上を維持することが必要になります。
五万円=500円✖100株
そのため企業は株式併合を利用したり、
見た目の理論株価を500円以上にするケースが増える可能性があります。
つまり売買単位100株統一は株価500円未満の企業が少なくなることを意味しています。
これから低位株投資ができない、低位株が消滅する可能性があります。
と言うことは今年が低位株投資をすることが絶好のチャンスであるということです。
株式の併合や会社の合併などで株価がつり上がるかも知れません。
低位株投資の始め方
低位株投資ですからやはり手数料の安いネット証券に口座を作る方が良いでしょう。
楽天証券やSBI 証券はツールも充実しています。
スクリーニング機能を使い割安な株を見つけて頂きたい。
テンバガーと呼ばれる10倍、100倍になるような株が存在するのが株式投資の面白さです。
単純に株価の安い銘柄を購入するのも良いと思います。
提携企業や親会社などからとんでもない好材料があるかもわかりません。
まとめ
低位株投資は昔からある投資スタイルのひとつです。
けしてギャンブルではありません。
取引所に上場しているということは基準をクリアしている企業でもあるのです。
しっかりと会社を調べることでリスクヘッジにもつながります。
私は、株式投資を始めるのなら低位株から余剰資金でと思っています。
そしていつでも参入してもチャンスがあるのが低位株投資のメリットです。