初心者の株式投資。お金に働いてもらう投資とは
日本が世界に比べて遅れているのは、決済方法だけではありません。
保管方法においても出遅れています。
ゼロ金利の時代に銀行に預けておいても意味がありません。
しかし、タンス預金と銀行預金がどちらが良いのか?という議論ではなく、もっと目線を広げてほしいと思います。
何故ならどちらもお金が増えないという点ではほぼ変わりがありません。
将来的に未来のお金をつくりたいのであれば、お金が減らないように守る思考から、お金を増やすという思考への切り替えが必要です。
目次
初心者の株式投資資産を迂回させる
お金を増やす思考の中で、将来のお金を作るために欠かせないのが、
お金を利益を生む資産に迂回させるという思考です。
お金を資産に迂回させる最もお手軽なのがペーパー資産「株式投資」です。
例えば、新しいパソコンが欲しいときに、
貯蔵を使って購入すると、当然のことですがお金は減ります。
しかし、直接パソコンを購入するのではなく、
お金を一度、株券などの資産に迂回させて、
その資産が生み出した利益の中からパソコンを購入すれば、
株とパソコンの両方手に入るばかりか、
その後もお金が増えていく可能性もあります。
株式や投資信託に投資をすれば、
売却益が得られるだけでなく、配当金や分配金を繰り返し受け取ることができます。
お金を銀行預金に眠らせておくのではなく、
株式や債権に交換すれば、利益を生み出すために働いてもらうことができます。
初心者の株式投資その仕組みとは
株式投資でお金に働いてもらうことができる。
株式投資は、株式を購入することで株主になり、
株価の値上がりによる売却益を得たり、
配当金を受け取ったりすることでお金を増やしていく資産運用です。
企業は株式の発行で得た資金をもとに新しい製品やサービスを生みだし、
利益が出れば一部を配当金として投資家に還元していきます。
株価が上がれば大きく売却益が得られるチャンスがありますが、株価が下がれば売却損が出ることがあります。
また、売却益や配当金だけでなく、
株式優待を楽しみに株式投資を行う個人投資家もたくさんいます。
証券取引所に上場している企業は約3600社。
株式を売買できるのは証券取引所に上場している企業に限られています。
証券会社で口座開設を行い、資金を入金して、銘柄を選び、買い注文を出す。
これが株式投資の流れです。
株式投資の初心者はどのように銘柄を選ぶのか?
①株のスクリーニング!!
ひとつは証券会社のサイトなどにあるツールを使って、希望条件を設定して銘柄を絞り込む方法。
②共感できる銘柄を選ぶ
その企業のサービスに将来性を感じる、経営ビジョンに共感できるなどの自分の感覚や直感を信じて選ぶ方法です。
https://toushi-fan.com/stock-screening/
株式投資の初心者必見株のスクリーニングとは!!
株式投資はもちろんリスクがある
株式投資は値上がり益や配当金、
株主優待などの多くのメリットがありますが、もちろんメリットがあればデメリットもあります。
株式投資のキャピタルロスとは?
株価は企業の業績だけでなく景気や災害など多くの要素に影響されます。
企業の株価が下落すると配当金がなくなることもあります。
そして、資産が減ることもあります。
株価が下落したときにその時点で株を手放すこと「キャピタルロス」つまり売却により損失を被ってしまうことがあります。
これを「値下がりリスク」とも言います。
株価が下がるだけならまだしも、
万一企業自体が倒産してしまった場合、
上場廃止となれば株そのものも価値がなくなることもあります。
初心者だからこそ株式投資を勉強しながら、
リスクの高い低位株や先物取引には手を出さずに確実に資産を増やしていくことが大切です。
株式投資は自己責任でもあります。
投資の初心者でも少額から始められる株式投資
株式投資は少額から始められます。
株価が数百円の企業であれば、数万円から投資が可能です。
また、ネット証券では*単元未満株のサービスの取り扱いが広がっています。
投資信託(ファンド)も100円から購入できる証券会社もあり、
スマホで簡単に株式投資ができるワンタップバイは1000円からアメリカの有名な企業に投資をすることができます
株式投資の1万円から株は買えるミニ株とは?
リスクがあるのだから株式投資は余裕資金で行うことが大切です。
株式は、取引の単位が決められています。
これを「単元株」と言います。
東証では単元枚数を100株単位に統一しています。
例として、一株500円の株式を買うのであれば、5万円が最低購入価格になります。
しかし、「ミニ株」を利用すれば、1株単位で株式を購入することができます。
株の初心者はミニ株から始めてみるという方法もあります。
株式投資は今や簡単に誰にでも少額でおこづかい程度で始めることができます。
証券会社により本当に様々な金融商品があります。
色々と調べてみてあなたにあった投資対象を見つけて下さい。
株式投資の初心者は投資信託から始めよう
約3600社の中から自分の好きな銘柄を選んで投資をする株式投資と
プロに任せながら幅広く分散投資をする投資信託は
似ているようでいて、その仕組みにもスタンスにも大きな違いがあります。
投資信託は、私達が投資をした資金をひとまとめにして、
その資金をファンドマネージャーと呼ばれる金融のプロが運用して、
利益が出れば分配金として還元される仕組みの金融商品です。
基準価格が値上がりしたところで売却すれば分配金に加え、売却益を得ることもできます
投資信託の種類は約6000本もある
運用方針も様々、運用対象も国内外の株式や債権、不動産投資信託や原油や金、プラチナ、農産物などの商品など多岐にわたります。
〇初心者にやさしい投資信託のメリット!!
①少額から購入することができる
②プロが運用してくれる
③幅広い分散投資が行える
投資信託の大きなメリットは少額から購入できるということです。
投資額が少額でも、それをひとまとめにして数多くの銘柄や資産で運用するので幅広い分散投資ができる点もメリットです。
日経平均株価に連動する投資信託であれば、
購入額が一万円でも日経の225銘柄に分散投資できているということになります。
少額から購入できて、幅広い分散投資ができる。
そして、プロが運用してくれる。
こうしたことから、投資信託は投資が初めてな初心者の人にぴったりな金融商品と言えます。
初心者の思いこみ新しい株式投資
式投資は、銘柄を選ぶことができれば、少ない資金から始めることができます。
「低位株」と呼ばれる株価そのものが低い銘柄があります。
そうした低位株は、1株の株価が100円以下などの銘柄では数千円から投資をすることができます。
ミニ株やワンタップバイ等の少額投資とあわせて検討を。
低位株についての説明はこちら
https://toushi-fan.com/low-price-stock/
また、短期か長期的な投資かを選ぶ必要があると言われていますが、
投資銘柄から投資期間を事前に正確に決めて投資を始めることはほぼ無理だと言えます。
投資のプロ、機関投資家でも投資した銘柄を見て決算の度に都度判断しています。
結果的には数年にわたっていて持っていたということもあります。
目安としては以下の通りです。
▲デイトレード:1日
▲スイングトレード:数日から数週間
▲短期投資:1年未満
▲長期投資:1年以上
投資期間の定義よりも、投資した銘柄のチェックを積み重ねて、
結果的に長期投資を実現することで大きく儲かっているというのが理想です。
ですから、株式投資の初心者は最初は長期的な資産運用を目指しましょう。
そして、株式投資は売買タイミングがすべてだと言われています。
しかし、むしろタイミングを選ばない投資を株式投資の初心者は考えたいところです。
優良銘柄を選び長期的に保有することが良いと思います。
良い会社、優良銘柄に出会うとなかなか投資タイミングを選ぶことが難しいというのが実際です。
他の投資家も常に買いたいと思っているので、少し株価が下がるとすぐに買いに来ます。
結果として、なかなか買いのチャンスが見つからず、いつまでも投資をすることができないということもあります。
確かに、同じ銘柄を何度も何度も繰り返し取引をするトレードもひとつの方法です。
しかし、あまり売り買いを頻繁にするのではなく、
良く知っている自信のある銘柄を少しずつ増やしていくような投資が理想です。
株式投資は以前は機関投資家向けに提供されていた情報もありましたが、
現在はプロ投資家と個人投資家の情報格差は埋まりつつあります。
株式投資は確かに難しいチャート分析は必要です。
しかし、ファンダメンタルズ分析に変えることも株式投資はできます。
株式投資の初心者はファンダメンタルズ分析を中心に投資判断を行ってはどうでしょうか?
【最後に】
株式投資は少額からとても簡単に誰でも始めることができます。
株式投資の知識も本を数冊読めば簡単なトレードはできるようになることでしょう。
後は経験と実践です。
ひとつは言えることは、新しい知識を得ることが大切です。
10年前の株式投資と現在の株式投資では、やり方や仕組みや手数料も全く違います。
今や、取引も情報もスマホひとつあれば株式投資ができてしまいます。
初心者だからこそ証券会社はネット証券を活用して、
NISAや積み立てNISA口座を開設することをおすすめします。