ビットコイン分裂を解説!キャッシュ・ゴールドの違いとは!
ビットコインが再度、分裂を起こします。
今までのビットコインの分裂とはなんだったのか?
ビットコインの分裂や仮想通貨の分裂をもう一度知ることで、これからまだ、他のアルトコインでも起こりうる仮想通貨の分裂にこの記事で備えることができれば幸いです。
ビットコイン分裂とは何?
そもそも仮想通貨の分裂とは何
仮想通貨は、実体のないデジタル通貨なのでプログラムを書き換えることができます。
仮想通貨の取引量が増えることで、処理が追いついていかない理由によりシステムを変えようとすること、
よりシステムをよくしていくためには、仮想通貨の分裂はなくてはならないモノです。
新しい仮想通貨の中には、段階に分けて分裂を最初から予定している仮想通貨もあります。ビットコインの分裂はマーケットに衝撃を与えました。
しかし、最初からビットコインの分裂は予定されていたことです。ビットコインのシステムを問題視する声は最初から挙がっていました。
仮想通貨の分裂とは、ハードウォークを意味しています。
ハードウォークとは、それまでのシステムを無視して新しいシステムを作り出すことを言います。
ビットコインのブロックチェーン技術は、鎖で繋がれたひとつの連なるブロックデータの列でした。
ビットコインの分裂、ハードウォークとは、もとのブロックから新しい別のブロックを強制的に枝分かれさせて、元のブロックチェーンの仕様を変更したことです。
クレジットカードとビットコイン分裂問題
国境に関係なくどこでも送金できて、国内でも海外でも、手数料がほとんどかからないところが、ビットコインの最大のメリットです。
ところが、現在はビットコインで1つの取引を終えるためには、短い時には数分間で決済が済むこともありますが、場合によっては1日以上もかかってしまうケースが出てきています。
その時々の渋滞状況によって、ビットコインの処理能力がとても不安定になってきています。
そこで、入金や送金の決済処理をユーザーが早くしてもらうために、追加で手数料を払うユーザーがいます。
その手数料の競争が発生しています。
かつては、1円以下の手数料で送金ができていたのが、100円から数百円という価格まで手数料が跳ね上がっています。
つまり、ビットコインの良さであるはずの、少額の送金でも「速く」「安く」できるというメリットが失われつつあるのです。
クレジットカードとの比較
ビットコインの1日あたりの取引量は現在、世界で25万件ほどです。
参考までに、クレジットカードのVISAやMasterの1日の取引件数はビットコインの600〜800倍の4〜5億件といわれています。
今後、ビットコインの取引は益々増えていきます。
しかし、ビットコインの容量の問題、決済スピードの問題、手数料の問題がクリアできなければ旧来の銀行の海外送金やクレジットカードに頼るしかなくなります。
ビットコインの問題点
〇送金の処理が遅い
〇手数料の値切り
VISA カード ビットコイン
600取引/秒 7取引/秒
VISA の手数料1~2円に対して、ビットコインの手数料は数百円になっています。
ビットコインの取引が大きくなり、手数料に価値がついている 先物対象になっている背景があります。
何故ビットコインの分裂が必要なの?
仮想通貨のシステムをよくするために、元のシステムを変えずに処理速度をあげるために容量を増やす*ソフトウォークと元のシステムを変えてしまう、ハードウォークがあります。
もちろん、仮想通貨をよくするためにはハードウォーク(分裂)も必要ですが、ソフトウォーク指示者とハードウォーク指示者の対立という構図もあります。
仮想通貨の分裂は、主導権争いもあるということです。
ビットコインが分裂すると何が起きるの?対応は?
仮想通貨の分裂に対応できずに、ビットコインの取引所が混乱、売買が停止する可能性があります。
ビットコインのマーケットでは価格の変動が予想されて、分裂する仮想通貨の価格が上がる可能性、もしくは価格が下がる可能性両方ともあります。
また、ビットコイン以外の仮想通貨にも影響があり、分裂する仮想通貨から資金移動する人達も表れるでしょう。
どのような仮想通貨の市場になるかは分裂してみないとわからないということです。
しかし、これだけはいえますが、仮想通貨が分裂する時のマーケットは動きがかならずあるということです。
ビットコインの分裂の時に、ビットコインキャッシュに対応した取引所にビットコインを預けいれていた人達は、ビットコインの額面通りにビットコインキャッシュを受けとれたはずです。
しかし、ビットコインを取引所ではなく別のウォレットで管理していた人達はビットコインキャッシュを受け取れる権利はありますがビットコインキャッシュを受けとれなかった人達もいたようです。
まさに、情報がないとマーケットでは勝てません。
ビットコインとビットコインキャッシュの違いとは?
ビットコインキャシュとは何?
ビットコインキャッシュとはビットコインから分裂した仮想通貨です。
ビットコインの弱点を克服しようとしてできたアルトコインです。
しかし、ビットコインよりも現在は処理スピードが遅いスタートになっています。
ビットコインから派生した通貨なので時価総額や取引高も上位にランクインしています。
ビットコインと共存共栄しながら成長していく仮想通貨です。
ビットコインよりもビットコインキャッシュを指示している人達もいるのでまだ価値が上がる可能性も秘めています。
ビットコインの分裂によりビットコインキャッシュの方が値段が安いのでビットコインのマーケットをみながら投機的な目的で購入している方もいます。
ビットコインとビットコインキャシュの違いとは
ビットコインキャッシュとは、ビットコインから分裂して、誕生した暗号通貨です。
*アルトコインとして普及しています。
そして、ビットコインキャッシュを支持しているグループが存在しています。ビットコインとの違いは3つあります。
①最大8Mバイトのブロックサイズを扱うことができる(BTC1Mバイト)
②ビットコインとは交わらずに共存する
③ハードウェアウォレットなどのセキュリティを強化する施策がある
簡単に言ってしまえば、今までのビットコインの問題点を良くして、取引スピードを速めて、セキュリティを向上するということです。
しかし、現在ビットコインキャシュは、本家のビットコインよりも処理速度が遅いスタートとなっています。
ビットコインキャッシュの送金速度は、ビットコインよりも早く手数料が安い状態です。
何故ビットコインキャッシュが誕生?
ビットコインの利用者が急激に拡大したために、ビットコインの取引を記録する容量が、足りない状況が度々発生するようになりました。
*ビットコインの容量は1Mバイトと決められていて、約3000の取引記録を納められます。
そのトラブルが、ビットコインの決済を遅らせることになり、利用者の不満にもなっていました。
しかし、ビットコインの容量を変えてしまうと、従来のビットコインの運用ができなくなるために、ビットコインの運用に発言権を持つ、
マイナー(採掘者達)の間で決められたのが、ブロックチェーンを枝分かれさせて、そこに互換性を持たせて管理するように変更させて、従来の快適な取引を取り戻そうという提案でした。
しかし、この流れに反対した、一部のマイナーが支持した仕組みは、
すぐにブロックサイズを、1Mバイトから8Mバイトにまで増やして問題を解決しようとする提案です。
そして、双方がぶつかり、ビットコインは2つに分裂したのです。
今後ビットコインキャシュはどうなるの?
ビットコインの分裂でビットコインキャッシュがどのような位置になるのかわかりませんでした。
予想に反して、ビットコインキャッシュの売買高や時価総額はいまだに他のアルトコインに比べて上位に位置しています。
これから、まだ起こるビットコインの分裂でビットコインキャッシュの価値がどのように動くのかまだわかりません。
しかし、ビットコインキャッシュも普及していることも事実です。
資産移動や他のアルトコインに対してのリスク回避にビットコインキャッシュは使われています。
また、ビットコインキャッシュの売買で得た利益でビットコインを買い増ししている人達もいます。
ビットコインキャッシュも仮想通貨市場を動かすひとつの物差しになっています。
ビットコインキャッシュの決済できるお店も増えてきています。
また、ビットコイン取引所でもビットコインキャッシュ建ての取引が可能になっているところもあります。
どこでビットコインキャシュは買えるの?
ビットコインキャッシュは、ビットコインに並びほとんどの取引所で扱っています。
ビットコイン以外の通貨、アルトコインの中でも取引が盛んな通貨のひとつです。
分裂後に規制がかかったという話は聞いたことがない通貨です。
また分裂!?ビットコインゴールドとは何?
ビットコインの分裂の背景
まず、ビットコインがこれだけスタンダードな仮想通貨になることを予想していたでしょうか?
ビットコインは、当初から他の仮想通貨に比べて送金スピードが遅く、処理も遅く容量が足りないことはわかっていました。
ですから、ビットコインに代わる仮想通貨が現れると予測していました。
また、予測していた通りにビットコインに代わる仮想通貨が現れるかもしれません。ビットコインのブロックチェーン技術は書き換えられないことが、ひとつのメリットです。
何故、ビットコインを分けてまでハードウォークを起こしてシステムを変えるのか?
それは、ビットコインがスタンダード通貨になってしまった以上はビットコインありきだからです。
現在、仮想通貨の支払いや決済はビットコインでなければできないモノがほとんどです。
新しい仮想通貨を買うのにもビットコインが必要です。分裂したビットコインキャッシュを得るためにもビットコインが必要なのです。
仮想通貨のインフラ整備がビットコインで整っているのに他の仮想通貨が参入するのはもう難しいのではないのかと唱える学者もいます。
ビットコインの仕組みをよくするための分裂もありますが主導権を握る分裂でもあります。
そして、ビットコインの資産を分散させる狙いはあると思います。これから、ビットコインの争奪戦が繰り広げられことでしょう。
ビットコインゴールド仮想通貨
小さなビットコインマイナー(採掘者)の人達により、ビットコインキャッシュのような、ハードウォークを行うことが予想されています。
しかし、今回のビットコインゴールドの分裂は前回のビットコインキャッシュのような分裂よりも小さな分裂だと言われています。
ビットコインキャッシュのようにビットコインを持っている人達には、ビットコインゴールドを配るということが決まっていますが、取引所の対応は取引所により違いがあります。
また、今回の分裂により、元のビットコインの価値が下がる可能性を指摘している人がいます。
そこで、アナリストの中には、一旦ビットコインキャッシュに移した方がよいという人がいます。
しかし、どうなるのかマーケットにしかわかりません。
ビットコインゴールドとは、難しくなったマイニングを簡単に行えるようにしようとする分裂です。
現在、ビットコインのマイニングは一部のマイナーにより成り立っています。
そこで、ビットコインゴールドはGPU(パソコンのグラフィックボード)のようなモノでマイニングできるということが特徴です。
SegwitX2とは何なのか?
ビットコインの次のステージ、セグウィットとはビットコインの取引手数料を安くすることができるシステムです。
ビットコインブロックチェーン技術の問題である容量を今あるブロックの1MB から2MB に変更する動きです。
しかし、セグウィットにビットコインが変更されるという話題が出ては消えています。
まだ、セグウィットのシステムに問題点が指摘されている点があるということです。
ビットコインSegwit X2に分裂する予定は発表されています。しかし、どうなるのか?
海外先物商品としてSegwit が取引所に上場しているということを聞いています。
*分裂予定が2つとも中止になっています。
ビットコインとビットキャッシュの大きな違いとは
ビットキャッシュとは
ビットキャッシュとは、インターネットショッピングやオンラインゲームなどで使えるネットマネーです。
コンビニなどから日本円を支払い購入することができます。
ネット上の仮想通貨とかデジタルマネーと言っているサイトもありますが全く仮想通貨、暗号通貨とは異なるモノです。
ビットコインとビットキャッシュの違いとは
ビットキャッシュとは、電子マネーのSuicaやEdy といった日本円を入金して使用するモノと一緒です。
コンビニで購入してゲームサイトなどのポイントとして利用することができます。
GooglePly カードやiTunes カードと一緒で個人情報を入力しないでネットで決済できるモノです。
*名前が似ているだけで全く別のモノです。
ビットコインキャッシュの高騰
ビットコインの価格が上がり、取引が増えたことによりビットコインにスケーラビリティ問題が発生しています。
*スケーラビリティ問題とはビットコインの取引が遅く、送金手数料が高いことです。
そこで、ビットコインは容量を1MBから2MB に増やすことを決めたのですが中止になりました。
また、取引サイズを圧縮するSegwit を導入する方法もビットコインを採掘する人達からの支持が得られずに中止を発表しています。
一連のビットコインの騒動の避難場所として、ビットコインキャッシュが見直されてきています。
ビットコインキャッシュは容量が8MB あります。
そして、2017年11月14日に安定したハードウォークをしました。
ビットコインキャッシュの時価総額はイーサリアム抜いて第二位になっています。(2017年11月)
ビットコインキャッシュを支持している人達
中国のマイニング会社CEO ジハン・ウーやビットコインの神様と呼ばれているロジャーバーも相次いでビットコインキャッシュを支持すると発表しました。
*従来のビットコイン・コアチェーンのブロックサイズが1MBに固定されていることが、ビットコインキャッシュに優位性を与えています。
しかし、ビットコインを選ぶかビットコインキャッシュを選ぶか、または違うアルトコインを選ぶのかは市場が決めていくことでしょう。
ビットコインのスケーラビリティ問題
ビットコインのブロックチェーンの各ブロックの容量は1MBしかありません。
しかし、現在ビットコインのネットワーク上での取引量は劇的に増えています。
今のビットコインのブロックの容量では、ネットワーク上の取引の数を対処することができないのです。
小さな箱にたくさんのモノを詰め込もうとしています。
ビットコインのネットワーク上では、報告によると現在135,000以上の未承認取引が存在しています。
ビットコインの送金を少しでも速くするためにビットコインの手数料が跳ね上がっています。
ビットコインのブロックサイズを2倍にするSegwit 2xが合意に至りませんでした。
このビットコインの送金問題(スケーラビリティ問題)を解決することができるのは、
ライトニング・ネットワークしかないのではないかと考えられています。
*ライトニングネットワークとはなにか
ライトニングネットワークとは、イーサリアムのスマートコントラクトをビットコイン上に組み込みことで個人と個人が承認してやり取りが行えるようにする仕組みです。
ライトニングネットワークは、個人間のやり取りをより効率的にすることができます。
低コストでスケールフリーを実現します。
*このソフトウェアは、現在ライトコイン上のネットワーク上で試用されています。
ライトニングネットワークによりビットコイン取引所を使わずにビットコインのやり取りが行えるようになります。
ライトニングネットワークが普及すれば、ビットコイン取引所ではビットコインを日本円に両替することぐらいにしか使われないのではないかと思います。
取引所に手数料をとられるのであれば、個人どうしでコインの取引を行えるということが仮想通貨の本来の目的ではないでしょうか?
まとめ
ビットコインの分裂が予定されています。
ビットコインゴールドなるものかビットコインレガシーか?
そして、Segwit 2xです。
今回のビットコインの分裂でも、分裂するビットコインゴールドやセグウイット2Xは、
額面通りに分裂前にビットコインを所有している人達に渡すことが発表されています。
また、海外の取引所では先物市場としてセグウイット2Xが上場しています。
まだ、本当に分裂するのかははっきりとしていません。
仮にビットコインの分裂が進めばビットコインは四種類になります。
ビットコインの今回の分裂でも、ある一定の取引が見込めるのかどうなのか?
そして、ビットコインのネットワークを維持できるのか問題が残ります。
また、ここまで複数にビットコインが分裂することは、少なくとも一時的にマーケットが大幅に動き、
ビットコインやビットコインキャッシュの価格に影響することが間違いなく予想されます。
まさに目が離せない戦場です。
現在、ビットコインゴールドの先物取引等は下落し続けています。
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