明日から使えるFXローソク足の見方・組み合わせ絶対覚えたい3種類
株やFXのトレードで勝つ為に、ローソク足の「見方」「読み方」は基本中の基本。
その「ローソク足」を上手く使いこなせているだろうか?
多くの方は、エントリーしてもすぐに逆行して損切りを喰う悲しい思いをする人は多いはす・・・。
そもそも、ローソク足の分析からわかる、トレンドが反転する「組み合わせ」って知ってますか?
しかも、たった「3種類のローソク足」の「組み合わせや・パターン」を知ることで、
明日から高い確率で「反転ポイント」を知りトレードで勝てる技をお伝えしよう!
目次
FXローソク足の見方で美味しいところ「ハラミ」「ツツミ」「カブセ」!?
トレーダーの平日のお昼は比較的に自由に過ごせる為、
FXスクールのレッスン前に我が師匠ヤスさんと一緒に焼肉に行っている。
まずは、今の時点では、「ローソク足」の「組み合わせの種類」の中で、
とてもおいしい、「はらみ足」「つつみ足」「かぶせ足」というものがあるということを覚えておいて欲しい!
それでは、「ローソク足」の基本的な「見方」・「分析」の仕方を説明していこう!
FXや株トレードの基本!ローソク足の「読み方」とは
まず、FXや株でトレードをする上での「基本」は「ローソク足」の見方である。
よく株やFXのトレードを覚えようとする人は、「手法」やインジケーターなどの「パラメーター」のみ着目しがちだが、
それよりも、トレードで「勝つ為には」、「ローソク足」をキチンと「分析」することの方が大事であることを覚えておこう!
ローソク足の4本値(始値・終値・高値・安値)
まずは、1日の動きを表す日足(上図)を例にローソク足の見方の基本。4本値について説明しよう。
FXローソク足の1本は全て、4つの値「4本値」から成り立っている。
●始値・・その日の始まりの価格
●終値・・その日の終わりの価格(終値が決まるとローソク足のカタチが確定する)
●高値・・その日の一番高い値段
●安値・・その日の一番安い値段
である。
この4つの値の意味やロウソク足の読み方は必ず覚えておこう!!
ローソク足の陰線と陽線
さて、FXローソク足の見方の基本として、まずその足が「陽線」か「陰線」であるかを見分ける日必要がある。
もう一度、先程の4本値の動きを確認しながら、上図を見てみよう。
例えば、左側の陽線の場合、
●始値・・その日の始まりの価格(100円)
↓
●安値・・その日の一番安い価格(98円)
↓
●高値・・その日の一番高い価格(112円)
↓
●終値・・その日の終わりの価格(110円)
となっているのがわかるだろうか?
ここで、ローソク足の「始値」と「終値」に着目してほしい。
この日の価格の動きとしては、最終的には、100円だったものが、110円で終わっている。
つまり価格が上昇した。これが、ローソク足の「陽線」のできかたである。
また、この「始値」から「終値」の部分を「実体」と呼び、
安値から始値の部分を「下ヒゲ」、「高値」から「終値」の部分を「上ヒゲ」と呼ぶことも覚えておこう!
では、右側の陰線の場合も同じく考えてみよう。
●始値・・その日の始まりの価格(110円)
↓
●高値・・その日の一番高い価格(112円)
↓
●安値・・その日の一番安い価格(98円)
↓
●終値・・その日の終わりの価格(110円)
となっているのがわかると思う。
では、ローソク足の「始値」と「終値」に着目してほしい。
この日の価格の動きとしては、最終的には、110円だったものが、110円で終わっている。
つまり価格が下落した。これが、ローソク足の「陰線」のできかたである。
また、この「始値」から「終値」の部分を「実体」と呼び、
高値から始値の部分を「上ヒゲ」、「安値」から「終値」の部分を「下ヒゲ」と呼ぶことも覚えておこう!
こんなにあるぞ!FXローソク足のパターンと組み合わせ
さて、ここからは、ローソク足の「パターン」や「組み合わせ」について説明していこう!
ロウソク足の1本分の「パターン」にはそれぞれに名前がついている。
しかし、トレードで勝つ為に重要なことは、「パターン」の名前を「覚える」ことではなくて、
そのローソク足1本分が形成される「経緯(価格の動き)」や「その後の動きはどうなりやすいか?」をしっかり先程の4本値を意識しながら考えていくことだ!
大陽線・大陰線
ローソク足の「パターン」の中で、価格が「始値」に対して、「終値」が大きく「上昇」または「下降」したもの。
「始値」よりも「終値」が上昇した時が、「大陽線」。反対に、「始値」よりも「終値」が下落した時が、「大陰線」となる。
このローソク足の「パターン」のポイントは、「終値」が確定された時点で価格が大きく動いているので、
ローソク足の「ヒゲ」よりも「実体」が大きくなっている。
陽の丸坊主・陰の丸坊主
ローソク足の「パターン」の中で、価格が「始値」に対して、一度も「始値」を超えることなく「終値」が大きく「上昇」または「下降」したもの。
「始値」よりも「終値」が上昇した時が、「陽の丸坊主」。反対に、「始値」よりも「終値」が下落した時が、「陰の丸坊主」となる。
このロウソク足の「パターン」のポイントは、一度も「始値」を割ることなく「終値」まで大きく動いているので、
ローソク足の「実体」のみになっている。
つまり、一方的な「買い」や「売り」が仕掛けられたときにこのローソク足の「パターン」は形跡される。
大陽線(陰線)や丸坊主は、価格が一方方向に大きく動いた時にローソク足の「パターン」となって表れる。
よって、大きな「経済指標」「要人発言」や「節目となる価格」などの、多くのトレーダーが着目してる所から形成されやいものと覚えておこう!
小陽線・小陰線
続いてのローソク足の「パターン」は、「高値」と「安値」を「上下につけにいくものの」、結局は「始値」に対して「終値」の差があまりなかったものを表す。
要は、「売り」と「買い」の両方の勢力が入ってきて、そのバランスが均等である状態を示す。
その為、ロウソク足の「ヒゲ」と「実体」が同じような長さになっている。
上影陽線・上影陰線
続いてのローソク足の「パターン」は、一時的に大きく価格が動き「高値」をつけにいったものの、結局は戻されてしまったもの。
最終的に、「終値」が「始値」を下回ると「上影陰線」となる。
つまり、一旦は「買い」の勢力が強かったものも、途中から「売り」の勢力が入ってきて、
「買い」を否定されたということ。
その為、ロウソク足の実体よりも「上ヒゲ」が長くなる。
下影陽線・下影陰線
続いてのローソク足の「パターン」は、一時的に大きく価格が動き「安値」をつけにいったものの、結局は戻されてしまったもの。
最終的に、「終値」が「始値」を上回ると「下影陽線」となる。
つまり、一旦は「売り」の勢力が強かったものも、途中から「買い」の勢力が入ってきて、
「売り」を否定されたということ。
その為、ロウソク足の実体よりも「下ヒゲ」が長くなる。
トンボ・トウバ
ここからのローソク足の「パターン」は、見た目が少し変わってくる。共通して言えることは「始値」と「終値」が同じということ。
・トンボは、始値から一旦下落したものの、結局は「始値」まで「終値」が戻されたもの。
・トウバは、始値から一旦上昇したものの、結局は「始値」まで「終値」が戻されたもの。
つまりは、どちらも、「一旦出た動きの逆の勢力が最終的に入ってきた」ということだ。
十字線
さて、最後のローソク足の「パターン」は、見た目そもままの「十字線」。「高値」と「安値」をつけにいくものの結局は「始値」と「終値」が同じレート(価格)で終わるもの。
「高値」「安値」を大きく動いてつける場合もあるし、そもそもの動きか少ない場合もある。
相場の動きとしては、「迷っていたり」「売り・買い」が「拮抗」している時に出やすいロウソク足の「パターン」である。
今まで紹介してきた「ロウソク足」の「パターン」より、一般的に考えられている「買い」「売り」のエントリーのパターンを分類しておこう!
【買いのエントリー】
・「大陽線」、「陽の丸坊主」、「下影陽線」、「下影陰線」、トンボ
【売りいのエントリー】
・「大陰線」、「陰の丸坊主」、「上影陽線」、「下上陰線」、トウバ
さて、問題です。あなたはFXでどのローソク足でエントリーしますか?
確かに、上で分類した一般的なロウソク足のエントリーの方向は間違えではないと思う。
しかし、実際に普段のトレードでいっしーがそこに着目しているかと言われれば、
答えは「NO」である((笑))
さて、ここで問題です!
下の図のような場面でローソク足(今回は大陰線・陽線で統一)が出た時にあなたはどこでエントリーしますか?
②もしくは④の位置で「買い」をする。
「陽線」が出たからと言って「買わないし」、「大陰線」でも「買っていく!!」
ローソク足 組み合わせの3大奥義「はらみ」「つつみ」「かぶせ」とは
さて、先程までは、ローソク足の1本でわかる「基本的な見方」について説明してきた。
ここからは、おまちかね、「明日から使える、ローソク足の組み合わせ」について紹介しよう!!
まず、ローソク足の「組み合わせ」について学んでいく前に、
日々のトレードの中で「勝てるトレーダー」は常に何を探しているか知っているだろうか?
トレードのタイプには大きくわけて3つのトレードパターンに分類できる。
・トレンド相場を狙って取っていく「順張り」トレード
・レンジ相場を狙って取っていく「レンジ」トレード
・トレンドに逆らって狙って取っていく「逆張り」トレード
である。
(ブレイクアウトもあるがここでは一旦おいておこう)
さて、この3つのトレードに共通して言えることは、「反転」する場所を常に狙っているということだ。
つまりは、トレードで勝つ為には、ローソク足を読み解き、「反転」する場所が分かれば、
そこからエントリーしていけば勝つ確率がぐっと高くなるということ。
ローソク足の組み合わせというと、「酒田五法」で代表される数多くの「チャートパターン」もあったりし、
組み合わせで考えると沢山ある。
しかし、それを全て覚えても相場で勝てるというわけでなく、色々あって迷うだけ・・・
ということで、ここでは、「ローソク足」のシンプルな「組み合わせ」でわかる「3つの奥義」をお伝えしよう!
反転を知る!FXローソク足の組み合わせ:その①「はらみ足(線)」
まず最初の反転を知るローソク足の組み合わせ奥義その①は「はらみ足(線)」がこちら↓。
1つ前のローソク足の中に「すっぽり収まっている」ローソク足の組み合わせになること。
一説によりと、2つのローソク足の並びが「はらんだお腹の中にいる赤ん坊」や「右を向いた妊婦さん」に見える(個人的には全然見えませんが・・・)ことからこう呼ばれるらしい。
英語圏では、はらみ足がinside bar(インサイドバー) 、一つ前のローソク足は、Mother bar(マザーバー)と呼ばれている。
で、ここで大事なのは、そのローソク足の組み合わせのカタチではなくて「その意味するところ!」
・1本前のローソク足にすっぽり入るとはどういうことか?
・1本前のローソク足の、「高値」「安値」のどちらも更新できないということはどういうことか?
を考えて欲しい。
つまりは、前のロウソク足よりも「勢いが無くなっている!!」ということに気づいて欲しい。
じゃ、「すぐにトレンドが反転するのか?」と言うとそうとも限らない。
トレンドの途中であれば、一旦戻してきた後の「押し目買い」「戻り売り」のポイントにもなるし、
トレンドの終盤であれば、トレンド転換のポイントにもなる。
「はらみ足」が出た時は、勢いが無くなって「反転の兆し」が来たのは事実だけど、
今の場面は、「一旦の戻りか?」「トレンド転換か?」が「次にどちらに行こうとしているか?」をしっかり見極めてトレードしよう!
<反転を知る!ローソク足の組み合わせ:その①「はらみ足(線)」>
・はらみ足の出現は、前のローソク足よりも勢いが無くなって来ているのは事実!
・今の場面が、「一旦の戻りか?」「トレンド反転か?」を見極めてエントリー方向を決めよう!!
両方を狙える美味しいローソク足だ!
反転を知る!FXローソク足の組み合わせ:その②「包み足(線)」
続いての、反転を知るローソク足の組み合わせ奥義その②は「つつみ足(線)」がこちら↓。
「つつみ足」は先程のはらみ足とは逆に、1つ前のローソク足を「すっぽり覆いかぶさってきた」ローソク足の組み合わせなること。まあ、これは「包んで来た」イメージそのままちゃ、そのままだ。英語圏では、outside bar(アウトサイドバー)と呼ばれている。
で、ここでも大事なのは、そのローソク足の組み合わせのカタチではなくて「その意味するところ!」
・1本前のローソク足を包んで来る、覆いかぶさるとはどういうことか?
・1本前のローソク足の、「高値」「安値」の「どちらも更新してくる」とはどういうことか?
・そして「終値」が1本前のローソク足の「高値」「安値」を「逆に」ぶち抜いてくるとはどいうことか?
を考えて欲しい。
これこそまさに「反転の兆し」ということは考えられないだろうか?
但し、上の図の左側で例にすると、「つつみ足の終値」では、一つ前のローソク足の「安値」を切り下げて更新しているが、
それと同時に「一旦は高値も更新」しているということ。
つつみ足が出だ時点では、下降への反転としてエントリーしても良いが、つつみ足の「高値」を後の動きで更新するようなことがあれば、
相場が再上昇することが多いので素直に「損切り」を入れた方が良いことを伝えておこう!
<反転を知る!ローソク足の組み合わせ:その②「つつみ足(線)」>
・包み足の出現は、前のローソク足の流れを否定して、反転の勢いが入ってきた証!
・積極的に「トレンド転換」を狙ってOKだが、ロスカットの位置はここでと決めておこう!
反転を知る!FXローソク足の組み合わせ:その③「かぶせ(線)・切り込み(線)」
さて、最後の、反転を知るローソク足の組み合わせ奥義その③は「かぶせ(線)・切り込み(線)」がこちら↓。
かぶせ線とは、「大陽線」が出た後で、その「高値」を一旦超えるものの、「大陽線の中心」まで戻されたローソク足の組み合わせ。
また、切り込み線とは、「大陰線」が出た後で、その「安値」を一旦割るものの、「大陰線の中心」まで戻されたローソク足の組み合わせ。
ここまで読み進めてくれた「あなた」なら、ここで何を考えるべきかはもうおわかりだろう!!
<反転を知る!ローソク足の組み合わせ:その③「かぶせ線・切り込み線」>
・かぶせ線、切り込み線も、前のローソク足の流れを否定して、反転の勢いが入ってきた証!
・包み足ほど「反転」の勢いは強くないが、十分「反転ポイント」になりえる!
ローソク足の見方がわかるとFXで勝てる場所が見えて来る(チャート確認編)
さて、それでは、実際のチャートを使って、ローソク足の見方と3つの奥義を使って本当に相場で勝てるかを検証していこう!
ロウソク足の「見方」やエントリーに使える「組み合わせ」はもう十分理解頂けたと思う。
トレードで勝つには、ロウソク足の見方でも「いろんな組み合わせ」を駆使しないと勝てないと思っている方は多いだろう。
しかし、実はそうではない。FXや株などの相場で勝つ為に必要なことは「たった一つでも勝てるパターンのみ勝負する」です。
先程は3つのロウソク足の「奥義」をお伝えしたが、今回はたった一つ「包み足」のみを使って検証していく!
ルールは簡単
・ローソク足の「包み足」の確定でエントリー
・利益確定は次に出現する「包み足」で決済
・損切りは、エントリーした「包み足」を逆に抜かれたらロスカット
たったこれを、ドル円の4時間足を使って約1ヶ月分でトレードの検証をしてみよう!
チャート全体を入れると、少し各ローソク足が小さくなってしまったが、ルール通りに約1ヶ月トレードすると、6勝2敗で合計「389PIPS」勝てたことになる!
インジケーターもラインも引かずに、ただ「ロウソク足」の「包み足」を見つけてトレードしているだけだ。そして、1ヶ月のトレードは合計8回で389PIPSの利益。
例えば、1万通貨(0.1LOT)でトレードしていれば、1ヶ月の収益は、「38,900円」、
10万通貨(1.0LOT)でトレードすれば、389,000円の利益を生むことになる。
トレードとは実に「シンプル」に、
ローソク足の組み合わせのみ考える方でも十分勝てることをぜひ覚えておいて欲しい。
まとめ
さて、「明日から使えるローソク足の見方・組み合わせ絶対覚えたい3種類」はいかがだっただろうか?
ローソク足の基本は「始値」「高値」「高値」「安値」の「4本値」である。
その「カタチ」や「種類」を覚えることも大事だが、もっと大事なのは「動き」を理解すること。
そうすることで、相場の「反転」ポイントとなりやすい、
「はらみ足」「つつみ足」「かぶせ線・切り込み線」が意味することを理解でき、
たった一つの「ローソク足」を使いこなすだけでも十分FXで勝てることを覚えてぜひ知っておいてほしい!!
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