知らなきゃやばい!FX過去チャート検証方法と記録の正しい仕方
FXの検証・過去検証って皆さんちゃんとしてますか?
ちゃんと、意味ある仕方で検証してますか?
FXのチャート検証には、大きく分けて「3つの段階」での過去チャート検証の方法の仕方があります。
それは、
STEP1:トレード手法の開発を目的とする「過去チャート検証」
STEP2:トレード手法の習得を目指す過去検証の仕方
STEP3:毎月勝ち続ける為のFX検証や記録の残し方
今回は、「知らなきゃやばい!FX過去チャート検証方法と記録の正しい仕方」をお伝えしよう!
<この記事を読んで分かること>
・具体的なFXでの検証の仕方がわかる!。
・無駄な過去検証、ホントに意味あるチャート検証が分かる!
・自分で弱点を克服して勝ち続けられるFXの検証の仕方が分かる!
私たちはFXの無料セミナーや個別相談会を毎月東京と大阪で開催していますが、そこでよくこんな質問を受けます。
「意味ある検証」と「やっても無駄な検証」があります
無駄な検証の方ですよ!
目次
STEP1:トレード手法の開発を目的とする「過去チャート検証」
さて、ここで質問です。FXトレードをする時に、
という方は、まずはここから始める必要がる。それが、「トレード手法やルールの確立」だ。
トレード手法の検証は先ずは仮説を立てるとこから
相場という不確定に動いていくモノに対して、毎月ある一定の収益を上げ続けていくには、
「FXトレードの手法・ルール作りが必要」。
そして、そのトレードロジックというものは「仮説」を「検証」することから始まるのだ!!
その仮説を立てる切り口は絶対にシンプルに考える方が良い。
そして、検証していくときのポイントは「目線の固定」だ。
つまり、自分が「買い相場」と思える範囲では必ず「買える(ロングエントリー)」場所を探っていく。
逆に、自分が「売り相場」と思える範囲では必ず「売れる(ショートエントリー)」場所を探る。
これが、「目線の固定である」。
この目線が固定出来ていないと、
一つのトレンドの中で、「売りでも」「買いでも」エントリーを考えてしまうので、
結局は迷うし、負け込んでしまうのだ!
それでは、具体的にシンプルに検証していく事例を紹介しよう。
FX過去チャートから検証する:事例①水平線を使う
例えば、水平線のみを引いて、「買い相場」、「売り相場」などと思える所を区分けして行こう。
●青い水平線より上では「必ず買う!」
●赤い水平線より下では「必ず売る!」ということを意識して、
過去チャートを見て検証していくと自ずとどのような所からエントリーしていけば良いか直ぐにわかるだろう(^^)/
FX過去チャートから検証する:事例②トレンドラインを使う
次は、トレンドラインのみを引いて、「買い相場」、「売り相場」などと思える所を区分けして行こう。
基本的にこれからお見せするチャートは全て同じものだ!そこに「目線の固定の仕方」を色々変えているだけである。
●青いトレンドラインより上では「必ず買う!」
●赤いトレンドラインより下では「必ず売る!」ということを意識して検証してみよう!
先程の水平線の時とは、チャートの見え方が変わってくると思う。
しかし、これでも、「目線を固定」して、エントリーポイントを探っていくと、
「ああ、こういう所でエントリーすれば勝てるんだー!!」ってのが見えてくると思うぞ。
FX過去チャートから検証する:事例③移動平均線を使う
ここからは簡単なインジケーターを使用してみる。移動平均線の上下で「買い相場」、「売り相場」などと思える所を区分けして行こう。
●移動平均線より上では「必ず買う!」
●移動平均線より下では「必ず売る!」ということを意識して、検証してみよう!
水平線やトレンドライン時と案外同じような所になるな~!と思えるあなたはかなり筋が良い。
もう、過去検証は辞めて、早速デモトレードに移った方が良い。止まったチャートでの過去検証なんてその程度のものだ(笑)
FX過去チャートから検証する:事例④ボリンジャーバンドを使う
続いての事例は。ボリンジャーバンドを使った検証だ。ここでは、逆張り的な発想も入ってくる。
●ボリンジャーバンドの-2σ付近から買う!
●ボリンジャーバンドの+2σ付近から売る!
これだと頻繁にエントリーポイントが増えてくるわけだが、
全てのエントリーポイントで入るのはあまり得策ではないのが見えてくるだろう!
では、どのようにして厳選するか?これを見つけていくのが過去検証の醍醐味だ!
FX過去チャートから検証する:事例⑤【注意】やってはいけない検証事例!!
最後に、やってはいけないFXの過去チャート検証の事例を紹介しておこう。
よく、より精度の高いエントリーポイントを探るため、インジケーターを複雑に組み合わせれば良いと思う人がいる。まさに、下の図のような感じだ。
意味のある過去検証のポイントは「目線の固定」を自分に植え付けていくいこと。
これだと、逆に何も見えなくなる!!・・といのがすぐにお分かりになるだろう。
検証時間を短縮するFX検証ソフト・テスター
このロジックを開発する段階でのFXの検証というのは膨大な時間がかかります。
そりゃ、そうですよね!実際に「相場で勝てるロジックを一から自分で開発していく」その検証にかかる時間必要です。
上のチャートのように、比較的トレンドの方向が分かりやすい相場ばかりであれば良いですが、
相場には「トレンド相場」以外に「レンジ相場」「うごかない相場」もあります。
その相場毎に手法を変えていくやり方でも良いですが、
裁量トレードでそんなことをしようとすると逆に迷うだけです。
仮説を立ててFXの過去検証をする際のポイントは、
①シンプルなロジックでエントリーを先ず考える。
②そのロジックが得意とする相場、苦手な相場を把握する!
ここを目的とします。
その為には、色んな過去チャートをみることが大事なので、
「FX検証ソフト」や「テスター」というものを利用するは効果的です。
有名なFX検証ソフト・テスターは
・フォレックステスター(FT2):(有料)
・裁量トレード練習君:(有料)
・メタトレーダーのストラテジテスター:(無料)
・FXの練習ができるアプリ:(無料)
他色々ある。自分の用途に合ったものを選んで欲しい。
ちなにみ、いっしー普段からどのFX検証ソフトで検証しているの?という質問があるかもしれない。
答えは、「実は案外どれも使ってない・・・(笑)」
その理由は、もっと他に大事な検証の仕方があるからです(^^)/
STEP2:FXトレード手法の習得を目指すデモトレードでの検証の仕方
さて、ここからは、FXのロジックを手に入れた人に向けるそのトレード手法を習得するまでの検証の仕方だ。
FXのロジックを手に入れたというのは、
・自分で過去チャートからロジックを開発できた!
・書籍を買ってきてそこに手法が書いてあった!
・良さそうなFX商材を買ってきた!
・FXスクールなどでトレートメソッドを教わった!
・勝ってるトレーダーにやり方を教わった!
などなどである。
つまり、ある程度の「エントリーのパターン」「決済パターン」を知ったという段階。
この状態から、
「早速自己資金を入れてFXで稼いでやるぜ!!」と思っているあなた。とても危険です。
先ずはデモトレードから必ず実施してください。
(どうしても、デモトレードは気持ちが入らないという人は最少資金で開始して検証開始して下さい)
デモトレードで実際に動いている相場でトレードする
トレード技術を習得する上で欠かせないのが、デモトレードだ。
FXのデモトレードで勝てないのに、自己資金を入れた「リアルな相場で勝てるわけがない!」
いきなりリアル相場でトレードして、たまたま運よく勝ったとしても、
「それを継続することはまず難しいと思う」
また、デモトレードで勝てたからと言って、すぐにリアル相場で勝てるというわけでもない。
【実際はデモトレードで勝てるようになって、
リアル相場でのその70%程度のパフォーマンスしか出せない】
ということを先ずは覚えておこう!
デモトレードは自分がルールどおりに出来ているかをチェックする。
デモトレードでのFXの検証の仕方で確認して欲しいのは、
「教えられたロジックを自分がちゃんと動いている相場で出来ているか!」ということだ。
ルール通りにトレード出来ているかの検証は、
過去チャートやテスターでは、
・「無意識に勝てる相場を選んでしまっている」ことが多い。
・そして、何よりも実際の動いている相場で、「自分がやったトレード」になってない
これでは、自分自身のトレードが本当にロジックやルール通り出来ているのか検証出来ていない。
だからこそ、デモトレードを使って、「一つ一つの自分のトレードを検証」していくことが重要だ。
STEP3:毎月勝ち続ける為のFX検証や記録の残し方
ここからは、実際のFXのリアル相場でのトレード検証を紹介していこう。
ここまでの前提は、
・トレードのロジック、ルールを知っている。
・デモトレードで実際に数回トレードしてみた。
である。
FXのトレードの検証で一番実践的で、効果的なのが、
・自分のFXトレードの記録を振り返れる!
・トレードの結果を月単位で数値で把握できている!
である。
自分のトレードを全てチャートに記録していく
その為には、
チャートの中で、
・エントリー位置
・決済位置
・獲得PIPSまたは損失のPIPS
を記録していく必要がある。
実際にいっしーのFXトレードの記録したものが下の図だ、
チャートの左端から右端までは約2週間分のチャートを表示させている。
その中で、数回トレードしたものを全部記録していくわけだ。
エントリーや決済の位置をチャートに記録する方法として、
・メタトレーダー(MT4)に直接記録する方法や
・チャートを「PrintScreen」で画像データとしてキャプターし、
パワーポイントなどでエントリー・決済位置を「記録」する方法がある。
ここで大事なのは、勝ち負け気にせずに、「自分のトレード結果を全部を記録すること」。
トレードをすれば、勝ち負けの結果は、注文履歴や口座履歴から確認できる。
しかし、その数値だけを残してもたいして意味がない。
トレード検証の大事なことは、
・エントリーから決済までの記録
・実際の獲得PIPS、利益の数値データ
この両方が揃って、初めて意味のある検証になることを覚えておこう!!
トレードの記録を一つ、一つ残していくのは相当に根気のいる作業だ。
だからこそ、
・無駄なトレードが排除できていくわけだ!(^^)/
自分のトレードを月単位で数字で把握する
先程、トレードの検証で重要なことのもう一つは、トレードの記録を月単位で数値で把握するということを述べた。
数値で把握しておきたい内容は
・獲得PIPS
・損益
・平均利益
・平均損失
・リスクリワード(平均利益/平均損失)
・勝率
が主な内容だ。
これも、扱う証券会社の履歴でも確認できる場合もあるが、
どうせやるなら、エクセルなどで一つ一つ記録していこう!
参考にいっしーの2017年6月と7月の全トレード記録をエクセルにまとめたものを記載しておこう。
かれこれ、このようなFXの検証を3年近くずーっと続けているわけである。
2017年 6月のトレード記録
2017年 7月のトレード記録
エクセルへの転記は、メタトレーダーを使うと、1週間や1ヶ月分の全トレードを任意の期間で設定して、エクセルシートに貼り付けることができる。
我々が運営するFXスクールでは、トレードのエントリー・決済の位置は一つ一つチャートに記載していって貰ってるが、
トレードの集計は、メタトレーダーから自動的に計算できるように効率化を図っているのだ(^^)/
数字で月のトレードを検証すると、
今何ができていないかの課題が明確にわかるので、月毎の記録はしっかり残していこう!
番外編:FX検証の記録を勝ってる人に見てもらう大切さ
1ヶ月のトレード記録を1つ1つチェックする個人レッスン
トレードの検証を日々している人の多くが抱える不安が、
「果たしてこのやり方で合っているのだろうか?」
「この検証の仕方で本当に勝てるようになるのだろうか?」
「この教わった手法を信じてやってて良いのだろうか?」
という不安ではないだろうか?
FXの商材の多くは、開発者は勝てるが商材にしてしまったがゆえに上手く本質が伝わらず、
それを手にしたユーザーがなかなか勝ちきれないことがよくある。
我々のFXスクールでも、講義動画でレッスンをしているがそれだけでは「本質」が伝わらないと思い、
一人一人の「トレード記録」を持ってきてもらって、「対面」でのレッスンを行っているわけだ。
このFXのトレード記録はパッとみただけで、
・その人のエントリーの癖!
・ロスカットが適切な位置に置かれてない!
・利益が上手く積み上がらないトレードをしている!
など、どの人の弱点がパッとわかる。
だからこそ、その人に合った有意義なレッスンができるわけだ!!
まとめ
さて、知らなきゃやばい!FX過去チャート検証方法と記録の正しい仕方はいかがだっただろうか?
多くの人がやってるであろう「テスター」や「止まっているチャートの過去検証」は、ロジックを自分で開発する段階では有効である!
しかし、そのトレード手法の習得や毎月勝ち続ける段階でのFX検証法は、「如何にして動いている相場(デモトレードでも良い)で、
ちゃんと狙ったトレードシナリオでエントリー・決済できているか?だ。
<この記事のまとめ>
毎月勝ち続ける為に必要なFX検証方法は、
「実際に自分のやったトレードを全て記録に残し振り返ること!」
これしかない!!
トレードで勝つ為にには、何かロジックの「条件」「パラメーター」を知ったから「勝てるわけでは全くない」。
自分自身が「勝てるようになる為に、ちゃんと出来るようになる!」。この為に何が必要かはここまで読んでくれたあなたはもうお分かりだろう(^^)/
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