初めての株式投資スクリーニングのコツ
株式投資で最初にすることはどの会社の株を購入するかと言うことです。
初めて株式投資をやる方は銘柄選びに迷われることでしょう。
また、投資をしている人なら誰しもこれから大きく上がる株式を見つけ出して投資をしたいと思っています。
株式投資で大きな成果を上げ続けるためにはこれから上がる銘柄を的確に選び抜くことが第一条件です。
そこで、株の「スクリーニング」という機能を使うことで銘柄を的確に余すところなく選び抜くことができます。
証券会社のサイトでもスクリーニングが可能てすし、スマホのアプリでも可能です。
私はヤフーファイナンスのアプリやサイトでスクリーニングをすることがあります。
スクリーニングツールに購入価格や条件を入力するだけであなたにあった銘柄を選んでくれます。
目次
株式投資銘柄選びスクリーニングのコツ
株のスクリーニングとは、ふるいわけを意味します。
スクリーニングツールに最低購入代金や配当金を入力するとそれに合う銘柄を教えてくれます。
また、ツールによりテーマやチャートなどでも銘柄を教えてくれます。
銘柄を選ぶ5つのポイントは
①時価総額が大きいこと
②経常利益率が高いこと
③自己資本比率が高いこと(借金が少ない)
④景気の影響を受けにくい業種を選ぶ
⑤経営者が株主への利益配分に積極的
この5つのうち2つ以上あてはまれば優良銘柄と言えるでしょう。
また、スクリーニングツールの基本としてその株が割安なのか割高なのか指標があります。
PER とPBR とROEです。
スクリーニングの割安度が高く、
長期投資に向いてそうな銘柄を見つける例
株価を調べるとPER ・PBR ・ROE といった指標が出てきます。
簡単に説明すると
〇各指標が高ければ株価は高い(割高)
〇各指標が低ければ株価は安い(割安)
PER 5倍以上~15倍以下
10倍以下ならかなり割安です。
PBR 0.5倍以上~1.5倍以下
1倍で企業価値と同等。通常は1倍以上ですが、それ以下なら割安です。
ROE 5%以上
株主から集めた資本に対してどれだけ利益を出しているかの割合です。
経常利益伸び率 5%以上利益が順調に延びている企業は優良企業です。
そのまま覚えて欲しい数字です。
PER ・PBR ・ROEとは
PERとは株価収益率を意味します。
PERとは、企業の収益力と株価を比較すること、
会社の出す利益に対して現在の株価が安いのか高いのか判断する指標なのです。
また、同業他社と比較することで、その会社の株価が割高なのか割安なのかを判断するときにも便利な指標です。
PER = 株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)です。
企業が1年間に一株当たりいくらの利益を出したのか表したモノがEPSです。
簡単に説明しますと現在の株価と同等の投資資金を回収するには、
何年かかるのかがPERで分かるということになります。
例として、PER10倍の会社はその会社が将来も変わらずに同じ利益を稼ぎ続けたと仮定すると、
会社は10年分の利益を積み上げると現在の株価に一致します。
*PERが20倍であれば20年分、
30倍であれば30年分の利益を積み上げることで時価総額に一致することになります。
PERが小さいほど株価が割安で、高いほど割高だと考えられます。
*しかし、PER が高い株式は人気のある銘柄とも言えます。
優良企業ならば株価が上昇して、PERも大きくなる傾向にあります。
PER はこれ以下が割安で、これ以上が割高といった明確な基準がありません。
必ず他の銘柄の価値と比較することで判断する必要があります。
あくまでも目安です。
PBR とは株価純資産倍率を意味します。
PBRとは、会社の資金面からその会社が価値に見あった株価なのか判断するのに役立っています。
一株あたりの純資産に対する株価の倍率を測る指標です。
PBR = 株価 ÷ 1株あたり純資産額(BPS)です。
この数値が高いと株価が割高、低いと割安と判断できます。
簡単に説明しますと、
一般的にPBRが1倍で会社の清算時の価格と現在の株価が一致しているということになります。
そこで、PBRが1倍を下回っていれば株価は底値圏にあり割安だと言えます。
株価の安い銘柄にはPBR が下回っているモノがあります。
しかし、PBR が1倍を下回っているということは買い時と考えられますが、
何らかの問題を抱えている可能性があるかもわかりません。
ですから、PBRもPERと同様に、他の銘柄と比較することが大切です。
あくまでも目安ですが、そこで割安か割高なのかを判断しましょう。
ROE とは自己資本利益率を意味します。
会社が会社が株主から集めた資金に対して、
その会社がどれだけの利益を生み出しているのかがわかる指標です。
*そのため、配当能力を測定する指標としても使われています。
一般的に、ROEが高いほど会社の成長性があり、
配当など株主還元も期待できるということになります。
*ROEは、純資産(自己資本)が小さいと高めになります。
アメリカでは株主にどれだけの配当を渡すことができるのかということでROE の数値が高い企業が人気があります。
私はスクリーニングの目安はROE よりもPBR やPER を重視しています。
最近のスクリーニング人気項目
配当利回りが3%以上の銘柄
低金利が長期化する中で、配当利回りへの関心は高まりつつある。
業績が好調なら、増配に伴う一段の利回り上昇が期待できます。
株式優待で選ぶ投資家も多いです。
「ネットキャッシュ÷時価総額」が30%以上
ネットキャッシュとは、
現預金と短期保有の有価証券の合計から有利子負債を差し引いたものです。
つまり、実質的な手元資金のことです。
ネットキャッシュを時価総額で割った数値が高い銘柄は買収の対象になりやすく、株価上昇が期待できます。
また、増配や自社株買いなど株主還元の余地が大きいと言われています。
*「コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)」の導入により、
潤沢な資金を抱える企業は使い道を市場から厳しく問われるようになりました。
手元資金から有利子負債を引いた「ネットキャッシュ」が大きい企業をランキングしたところ、
上位には株主還元の強化に動く企業が目立っています。
前期と今期予想と連続で経常増益している銘柄
業績が下降して株価が割安になっている銘柄は選ぶのは避けた方が良いでしょう。
業績が伸びている銘柄のほうがストレートに株価指標の割安感を評価できます。
経常利益が連続で伸びている銘柄を選びましょう。
株をスクリーニングに選んだ後は
スクリーニングで銘柄が決まったら株を買い付けるだけですが、
その前に必ずその銘柄のチャートをcheckしましょう。
ローソク足に移動平均線が載っているチャートを見るだけでもその銘柄のトレンドが何となく見えてきます。
また、その会社のニュースを検索して良いニュースや悪いニュースがあるのか調べて下さい。
ヤフーファイナンスの銘柄のニュース検索はとても便利でおすすめです。
銘柄選びのスクリーニングのコツまとめポイント
PER = 株価が割安か割高なのかを判断する
PBR =来期予想利益から株価が割安か割高なのかを判断する
ROE =出資金が効率的に活用されているのかが分かります。
スクリーニングツールは様々な設定が出来て銘柄を選ぶことのできるツールです。
しかし、すべての設定に当てはまる企業は絶対にありません。
そこで、株式投資をやり始めると独自の投資スタイルが出来てきます。
スクリーニングになれてくると複雑な設定ができるようになります。
私のオススメは3つ位なシンプルな設定で探す方が良いと思います。
あなた自信のスクリーニングを見つけて下さい。