株式投資バーチャルトレードの必要性
バーチャルな世界の株価の上昇により、
株式投資のトレードやFX などを覚えるためにバーチャルトレードを行い
資産を10倍にした100倍にしたという方もいると思います。
そして、そのようなバーチャル投資の成功者は、
実際の相場でも勝てると思い込み、
エントリーしてみると思うように投資で勝てない人がたくさんいます。
バーチャル投資と実際の取引の違い、
デモトレードは本当に必要なのかバーチャルトレードのメリットやデメリットについて書いていきます.
目次
バーチャルトレード投資はしない方がいいという考え
不思議とバーチャルトレードは、
緊張感がないのか株やFXのバーチャル取引では大儲けする人がいます。
バーチャルな投資で資産が10倍になったのだから、
実際の取引でも大儲けできると思っているのであれば株式投資はやめた方がよいでしょう。
投資は簡単だと決め込み、
これまで地道に貯めたお金と退職金をつぎ込んで相場に手を出して破産したり、
資産を半分にしてしまう人が本当にいます。
何故、バーチャル投資では勝てるのか?
バーチャル投資は実際の相場とは違います。
株やFXのバーチャル取引は実際の相場と同じではありません。
そして、取引のシステムはもちろん、
取引参加者としてのあなたの投資スタイルも違っています。
架空の現金を渡されてレバレッジをかけることで大きく勝負することができて、
マイナスになっても直ぐにマイナス以上の資金をつぎ込みレバレッジをかけて取り戻すことができる、
実際自分の資金で同じようなトレードを行うことは絶対にできないと思います。
また、本来の相場では不可能な有利な取引ができるバーチャル投資では、取引に取引相手は存在しません。
一方、実際の株や為替などの取引は必ず「取引相手」が存在しています。
ですから、本当であれば取引相手がいなければ売買は成立しません。
どのようなことかと言うと、
たとえば、株のバーチャルトレードでは、
翌日も値上がりの可能性が高いストップ高張り付きとなっている株を「買い注文」すればその価格で買えたりします。
(実際の相場ではこのような売買は成立しないか、成立しても低い確率でしか買えません)
仮に、実際の投資で使える資金が30万円なら、
30万円以内で買える株をいくらで何株買い、
○円になったら売り、○円に下がったら損切りする ということを考えなければいけません。
銘柄を調べたり、取引履歴から利益がいくら、
いくら損失になったのかということを繰り返しながら、
株式トレードのルールの有効性や勝率を知ることができるのです。
バーチャルでも同じではないかと思われますが、
バーチャルトレードは自分自身が株価に与える影響を考えていない。
それは株式投資をする場合は、「買い」と「売り」の注文を必ず出します。
売買する値段を指定して注文する「指値注文」や、
現時点でもっとも売買が成立しやすい値段で注文する「成行注文」などを出します。
実際に注文を出したり売買が成立したりすることで、必ずその株価に影響がでます。
注文する株の枚数がどんなに少なくても、投入資金がどれだけ少額であっても、必ず影響が出ます。
この部分がバーチャルと実際のトレードの違いです。
実際には取引する板情報に必ず影響がでます
株取引をする際には、その株がいくらで何株の注文が出されているのか
「板情報」で見ることができます。
株板の情報を見ながら、トレードの判断材料にします。
しかし、バーチャルトレードは、
注文を出さないし、取引が成立することもないので板情報に影響を及ぼしません。
つまり、実際のトレード環境とはかけ離れているということです。
*ようするに、実際には成立しない取引でもバーチャル投資なら成立するケースがあるということです。
たとえば、明日も値上がりが確実な銘柄で本当なら売買は成立しないけど
バーチャルなら取引成立するといったことが起こります。
板を観ながら実際に株式を購入する取引とバーチャル取引は全く別物です。
バーチャル投資は仮想でありプレッシャーがない
バーチャルお金をやり取りするので、
実際の取引よりもプレッシャーがなく、全くトレードが身につきません。
やはり、実際の取引で失敗を重ねることで株式トレードやFX はうまくなります。
バーチャルトレード投資は、使うお金もバーチャルです。
つまり、失っても痛くもかゆくもないわけです。
このような環境だと、
普通だと取れないようなリスクがある取引も普通にできてしまいます。
本来、金融商品を実際に売買すると、
儲かりたい、そして、損失を出したくないなどの心理状態が必ず働きます。
実際には極端なリスクを取ったから極端な利益が得られたというだけであって、
たまたまそれがゲームだからうまくいっただけなのにトレードがうまいと思い込んでしまうことがとても危険です。
実際の投資でもリスクを取った投資行動(投機行動)を取ってしまう可能性があります。
やはり、本来リスクを考えながら取引額を決めていくことが必要で大切なことです。
しかし、このような形でバーチャル投資で大勝ちした経験があると、
リスクや運用金額に対する感覚がマヒしてリスクの高い投機を行いやすくなってしまいます。
ですから、
バーチャルトレードはしない方がよく、
少額からでも実際にポジションを取り、
自らのお金を使いトレードをする方が勉強になり、トレード手法も身につきます。
バーチャル投資はしない方がよく必要ない
株を始めるためにバーチャルトレードをまずやってみようかと考えている方もいるかもしれませんが、
もし取引をしたいなら少額でもいいので「自分のお金」で投資を始めることを強くおすすめします。
*バーチャル投資は逆に投資感覚をマヒさせてしまいます。
バーチャル投資やデモトレードは操作性や使いやすさを見てみるために
投資は本当に少額から始められます。
最初は無くしてもよい資金でとりあえず始めるべきです。
デモトレードは証券会社により使いやすさ
チャートの見え方や情報量の多さが違うので口座を開設する前に試してみる必要はあります。
また、複数の証券会社に口座を開いてトレードをすることで使いやすい、
使いずらいということが出てくると思います。
私自身、FX を始めたときにFX は注文方法が複雑なのでFX の注文方法を覚えるためにデモトレードを活用したことがあります。
FX の会社に登録したらログインIDとパスワードを入力すればすぐにログインできて、
バーチャルトレードをはじめられます。
もちろん、チャートが表示される取引画面や取引ツール、取引内容、機能、取引環境、取引通貨ペア、為替レートも実際の取引と同じです。
操作やシステムの操作性は実際の取引と同じなので、
新規注文や決済注文も損切りもしっかり体験することができます。
FX のトレードは、取引マニュアルを覚えるのが大変です。
バーチャルトレードでFX に慣れておくことで、
少しずつ実際の売買に慣れていけるというメリットがあります。
FX は会社により、注文方法の種類も変わりますから、
FXを始めるのであれば実際のトレードを始める前にはFX 会社のデモトレードを使ってみることはとても勉強になり、おすすめします
デモトレードはあくまでも操作性を覚える為に使うこと。
すべてのFX 会社がそうではありませんが、
バーチャルトレードは実際のトレードよりも直ぐに約定するようになっています。
FX会社のバーチャルトレードでサクサク約定するからと口座を開設する。
実際に取引してみるとデモトレの時と比べて約定力がかなり低く待つことでストレスがたまるということがあります。
体験版では顧客を増やす為に、
バーチャルトレードでの約定力を100%に設定している会社もあるとかないとか?
証券会社もFX 会社も仮想通貨取引所でもいくつか口座を開設して、
自分の投資スタイルに合った会社を見つけることがとても重要になります。
【最後に】
バーチャルトレードは、自分自身が株価に与える影響を計算に入れていないこと、
そして、トレードに特有の心理状態を経験できないことです。
投資するのであれば、バーチャル投資をするよりも、
少額の資金で取引を繰り返した方が何倍も意味がありますし、勉強になります。
もちろん資金が減るリスクはありますが、長期的にはプラスになる可能性が高いと考えています。
そして、投資経験はこれから将来的にも必ず役に立ちます。