インデックス投資のド定番!S&P500ETFとは?NISAで賢く買う!
投資の神様と言われているウォーレン・バフェットもインデックスファンドS&P500に投資し続けることをススメています。
株式市場の歴史を観ていくと長期的な資産運用としてはインデックスファンド、とくにS&P500は右肩上がりに成長しています。
目次
インデックス投資とは何から説明
インデックス投資とは、市場の動きを表す特定のインデックス。
〇日経平均225
〇TOPIX
〇アメリカのダウ指数
と連動した値動きを目指して行う運用方法です。
日経平均やTOPIXは、日本の株式市場全体の動きをみる指標です。
つまりインデックス投資とは、その市場の平均値と同じような動きを目指して行う運用方法です。
日経平均が5パーセント上がったら、あなたの資産も5パーセント上がるといったような運用方法です。
また、インデックス投資は、
長期的な資産運用と相性の良い、iDeCo や積み立てNISAを使用することをオススメします。
インデックスファンド、日経平均やTOPIXといった株価指数(インデックス)と同じ値動きをするファンドに投資する投資法は、
アメリカではとてもメジャーな投資方法です。
アメリカのダウやS&P500に連動する投資信託もインデックスファンドと呼ばれています。
インデックス投資は、景気が良く相場が上がれば儲かるし、景気が悪く相場が下がれば損をします。
しかし、マーケットはランダムにアップダウンを繰り返します。
そこで、毎月決まった額を買い付けて積み立てる、
積み立て投資という投資方法が存在するのです。
インデックスファンドに投資をすることで、
コストを平均化し、長期的な展望において、投資リターンを最大化させることを目指すことができます。
S&P500とは何!?を解説
エス アンド ピー ファイブハンドレットと呼びます。
Standard & Poor’s 500 Stock Index
アメリカの代表的な株価指数です。
ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しています。
ニューヨークの証券取引所とNYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から
代表的な500銘柄の株価を基に算出される、
時価総額加重平均型株価指数のことです。
*機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして利用されています。
簡単に言うと、S&P500というのはスタンダード&プアーズ社による米国大型株500社の指数です。
日本の日経平均のアメリカ版のようなモノです。
東証に上場しているS&P500のETF を日本円で買う方法があります。
SBI証券や楽天証券等のネット証券で口座を作り、
買い注文を出せばそのままS&P500の指数が買えるということです。
S&P500の利回りはどんなもの?
S&P500は歴史上日経平均とは異なり、右肩上がりで成長しています。
S&P500はどこで買っていても資産が増えていたということです。
やはり、経済大国のアメリカの強さを感じます。
過去五年間S&P500に投資していたら
過去5年の運用成績は11.52%(年利)もありました。
日本のアベノミクスの勢いには届かないものの、
年平均10%を超える運用成績はかなり優秀と言えます。
過去十年間S&P500に投資していたら
過去10年の運用成績は6.98%(年利)です。
リーマンショックの影響もありましたが、
投資信託の平均的な利回りが4%~6%と言われていますから優秀なパフォーマンスです。
二十年間S&P500に投資していたら
過去20年の運用成績は7.94%(年利)です。
2000年にITバブルがありましたが、しっかりと回復しています。
三十年間S&P500に投資していたら
過去30年の運用成績は9.89%(年利)ありました。
ITバブル、リーマンショックという金融危機を経験したのにもかかわらずに、
30年間前からS&Pに投資をしていれば、年間10%近い成績を残すことができたのです。
他の多くの投資ファンドよりもS&P500の方が優秀であると言われていますが、その理由がわかると思います。
とにかく長期的に投資をし続けることが重要です。
これからも、いくつかのマーケットの暴落があると思います。
それでも積立てを止めないという投資判断が大切になります。
また、他のファンドに乗り換えるということもしないほうが良いのです。
S&P500のPERとは
簡単にPER が10倍以下であれば割安と言えます。
S&P500のPER を調べる方法は簡単です。
ネットで調べればすぐにわかります。
しかし、チャートを観ながらトレードをしたりするのであれば、
短期的な投資の場合には今、S&P500が割安なのか割高なのかの目安にはなりますが、
積立てををするのであれば、あまり深く考えない方が良いと思います。
先進国の株式のPER の平均は15倍~20倍が標準的な水準です。
毎月決まった金額を買うのであれば、
PERよりもチャートを観ながら安い値段で指値を入れるということが良いでしょう。
〇まず、PERとは?
1株当たり利益に対し、株価が何倍まで買われているかを表したのが株価収益率(PER )と言います。
この株価の倍率の高低でその会社の投資価値を判断します。
ここではS&P500が割安か割高なのかの判断基準になります。
ファンドの収益力と株価を比較すること、
ファンドの出す利益に対して現在の株価が安いのか高いのか判断する指標なのです。
また、他の指数と比較することで、そのファンドの株価が割高なのか割安なのかを判断するときにも便利な指標ではあります。
〇PER = 株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)です。
ここではファンドが1年間に一株当たりいくらの利益を出したのか表したモノがEPSです。
簡単に説明しますと現在の株価と同等の投資資金を回収するには、
何年かかるのかがPERで分かるということになります。
S&P500に連動した投資信託とETF
投資信託とは簡単にわかりやすく説明すると、
投資のプロが日本の株式や国債をミックスさせたファンドと呼ばれる金融商品のひとつです。
株式を自分で選んで色々な業種の株式に分散させて投資することを
プロがあなたの代わりに銘柄を選んでくれているのがファンドです。
また、投資信託を購入することで分散投資が行えるとても個人投資家にとってはメリットのある金融商品でもあります。
その投資信託(ファンド)が株式同様に売り買いできるのがETF と呼ばれる、上場投資信託です。
ETF とは、Exchange Trade Fundを示します。
ファンドが株式市場に上場しているモノがETF と呼ばれています。
日本ではインデックスファンドと呼ばれる、
日経平均やTOPIX等の指標に連動するETF が一般的です。
株式投資が盛んなアメリカでは、ETF が注目を浴びています。
アメリカではETF が年利率2桁の成長率で伸びています。
現在の純資産残高は280兆円規模になっています。
日本のETF 市場の14倍にもなります。
ETF のメリットを三つあげるとしたら
①コストを抑えた運用ができること。
②リアルタイムな取引ができること。
③指値・成り行き注文ができることです。
日本では不思議と個人投資家に馴染みのある商品とはいえません。
理由は手数料が低いために、
証券会社が積極的に顧客に紹介してこなかったからなのかも知れません。
しかし、NISA口座等が始まり金融庁がETFは投資家の資産運用に有利な金融商品であり、
今後十分に活用を検討していくと公表するなど、日本でも注目が集まっています。
ETFと投資信託の違いを解説
簡単にETF と投資信託を比較した場合に同じファンドでもETF の方が手数料が安いということが言えます。
また、投資信託は商品により解約手数料がかかる場合もあります。
そして、投資信託は一般的に毎月決まった金額を積み立てる投資スタイルです。
口座から決まった金額を振り替えること証券会社が管理することもあり手数料が割高になっています。
また、ETF は証券会社でしか購入することができませんが、
投資信託は郵便局や銀行でも購入することができます。
しかし、投資信託はETFとは違い購入する金額が自分で決めることができます。
ネット証券等では投資信託を数千円、数百円から購入することができるのです。
少ない金額でも貯金をするような感覚で毎月コツコツ積み立てることができるのが投資信託のメリットでもあります。
投資信託は少額から始められるのに対して、
ETF は株式のように現在株価が2000円として10株から、
最低購入代金が二万円からというように決まっています。
S&P500連動の投資信託
S&P500に連動するETFに比べて 投資信託の方が種類が少ないということ、手数料が高いということがあります。
積み立てNISA を活用するのであれば投資信託というようになるかと思います。
信託保証が割安な投資信託も出てきているので使用する金融機関によって選んで下さい。
値動きをあまり意識したくない長期的な投資をするのであれば投資信託をオススメします。
S&P500連動のETF
海外に比べると日本の証券会社で買えるS&P500に連動するETF の種類は少ないのですが、
ネット証券を活用することにより売買手数料が無料になる商品もあります。
株式と同じように安いときに買い、高い時に売れるETF は流動性もあり、オススメです。
同じS&P500に連動しているETF でも出来高や価格に違いがあります。
どのように投資をしていくのが資金により選び方も違ってくるかと思います。
投資ふぁんすのサイトでも紹介していますが、
いくつかのファンドを組み入れることで高いパフォーマンスを得ることができることと思います。
S&P500のおすすめの買い方
長期的にもアクティブ投資にも税制が優遇されるNISA 口座を開設するべきです。
NISA や積み立てNISA はインデックスファンド投資ととても相性が良く、
長期的な投資をするために出来た制度とも言えます。
銀行や郵便局でもNISA口座を開設することができますが、
証券会社、とくに手数料の安いネット証券で口座を開設することをオススメします。
ETFで自分の好きなタイミングで積立長期投資
積み立て長期投資をする時に投資信託の場合は、
決まった金額を口座から引き落とす方法もありますが、
ETF の場合は自分で売買するしかありません。
①決まった期日に決まった金額を投資し続ける(ドルコスト平均的)
②チャートを観ながら安い値段で指値を入れて購入する
③口座に日本円を入金して数回にわけて購入する
といったようにそれぞれのタイミングで購入することと思います。
積み立て長期投資の場合、あまりエントリーするタイミングを迷っていても無理があります。
まず、決まった金額で決まった期日で購入し続けることで何となく高い、安いが見えてきます。
長期投資なので買い焦る必要はありませんが、
大きく下げたときに、損切りしてしまう、やめてしまうということが一番やってはいけないことです。
もちろん利益を出すことが投資の目的でもあります。
そこで、ここまで価格が上がったら売るということを決めていて売るのであれば良い選択です。
しかし、あくまでも長期的な積み立て投資なのであれば、
「5年間は売らない、10年間は売らないという目標を立てる」
ことが大事になります。
そして、ひとつ言えることはS&P500が会社の株のように上場廃止になるということはあり得ないということです。
同じように買えない月があったとしても、
決めたルールから外れてしまっても、
また来月から同じように買い続ける、
ポジションを持ち続けることがインデックスファンド投資の基本です。
投資に勝つ方法はホールドし続けることなのです。
まとめ
サラリーマンや主婦の間でも投資信託やETF の話題が挙がります。
仮想通貨から投資を始めた人達もマーケットの乱高下を気にしてしまい、
そして仮想通貨の高い税制に目を向けるようになったことから、
投資商品の分散として、株式投資に移行する人が増えています。
そこで、証券会社に口座を開設して投資を行えば、
自分で確定申告をする必要もありません。
また、長期的にもあまりリスクがないインデックスファンド投資が人気を集めています。