インデックス投資とは「ほったらかしで稼ぐ」初心者におすすめの長期投資法
株式投資を始めたいけどどうすればよいかわからないという方が多くいらっしゃいます。
それでは資産運用として株式市場全体に投資してみてはどうでしょうか?
インデックス投資は日本ではあまり聞きなれない投資方法ですが、アメリカではメジャーな投資方法のひとつです。
投資信託やETF 、世界で高い評価を得ている運用方法です。
目次
先ずはインデックス投資とは何?から解説
インデックス投資とは、市場の動きを表す特定のインデックス。
〇日経平均225
〇TOPIX
〇アメリカのダウ指数と連動した値動きを目指して行う運用方法です。
日経平均やTOPIXは、日本の株式市場全体の動きをみる指標です。
つまりインデックス投資とは、その市場の平均値と同じような動きを目指して行う運用方法です。
日経平均が5パーセント上がったら、あなたの資産も5パーセント上がるといったような運用方法です。
また、インデックス投資は、長期的な資産運用と相性の良い、iDeCo や積み立てNISAを使用することをオススメします。
NISAやIDECOに関することを知りたい方はこちらの記事を見て下さい↓
https://toushi-fan.com/nisa-tumitate/
インデックス投資の利回りとはどんなもの?
インデックス投資の平均的な利回り(年利)は4%~6%位を目指しているといった感じでしょうか、
もちろんファンドにより6ヶ月、1年、3年、5年、10年、中長期により違いがありますが、平均で4%~6%の利回りが得られています。
ファンドによっては3年で100%以上のリターンを出しているファンドもあります。
やはり、複利計算ですから期間が長いほどリターンが得られるのがインデックス投資です。
焦らずに毎月こつこつ積み立てていきましょう。
投資初心者にインデックス投資をおすすめする理由
株式投資を始める際に一体何を基準に株式を選んでいいのかわからないという方もいます。
流行りのテーマ株がいいのか、業績の良い会社の銘柄がいいのか、
探しているうちに株価が変動してしまいポジションがとれない、エントリーできないということもあります。
また、個別の銘柄のチャートも気にする必要があります。
どのタイミングで買い、売るのかも決めなくてはいけません。
そこで、日経225やTOPIXなどの株価指数に連動するインデックス投資は、まず初心者にはオススメです。
インデックス投資の場合、株式取引に比べ選択肢が限られているため銘柄を選ぶのがとても簡単です。
また、ニュースで流れてくる日経平均やTOPIXとある程度大きなニュースを知るだけで良いと思います。
【インデックス投資のメリット】
①シンプルである
日経平均やTOPIXに連動するのでインデックス投資はとてもシンプルな投資方法と言えます。
②低コストである
アクティブファンドよりも手数料が安く、低コストで始められます。
③長期的な投資に向いている
iDeCo や積み立てNISAを使うことにより、長期的な資産運用としてパフォーマンスが高く分散した投資ができます。
インデックス投資は儲からないというアクティブ投資とは
アクティブ投資とは何?
株式市場の平均値を狙っていく運用方法がインデックス投資です。
これに対して市場の平均値を上回ろうとする運用方法(市場の平均値に勝つ)がアクティブ投資です。
市場の平均を上回るのであればアクティブ投資の方が良いのではないのかと思われますが、
必ずしもインデックスファンドよりも上回る運用成績を出せるモノではありません。
また、アクティブファンドはインデックスファンドに比べて手数料も高いというデメリットもあります。
株式投資の格言にアクティブファンドは長期ではインデックスファンドに勝てないと言われています。
しかし、低コストのアクティブファンドもありますし、利回りの良いアクティブファンドもあります。
投資になれてきたらポートフォリオにアクティブファンドを組み入れてみても良いとおもいます。
【インデックス投資のデメリット】
①短期で大きな利益を出すことができない。
インデックス投資は長期的な投資方法ですから、株式投資のように大きなリターンを得るモノではありません。
②株式投資のトレード経験が得られない。
インデックス投資は人任せの投資方法でもあります。
とてもシンプルな為に株式投資の経験を得ることができないのがデメリットでもあります。
③商品が少ない。
世界では一万以上モノインデックスファンドがありますが日本では投資商品が少なく、
すべての商品に連動するモノではなく一部の指標に連動する商品になっています。
初心者からのインデックス投資の始め方
インデックスファンドは証券会社により取り扱う商品数が異なります。
そこでネット証券を活用することをオススメします。
ネット証券は、インデックスファンドの取り扱いが豊富である上、
買い付け時の手数料が無料となるノーロードファンドの取り扱いも多く、
またNISAを活用することで、ETFの売買手数料を無料にすることができます。
そして、投資信託とETFで得られた利益と分配金で得られた所得税が非課税になるメリットもあります。
インデックスファンド投資の証券会社はSBI 証券や楽天証券、そしてマネックス証券がオススメです。
また、インデックス投資は投資信託よりも上場しているETF を買うことを強くすすめます。
ETF は投資信託に比べて手数料が安いというメリットがあります。
株式と同じように買えること、そして同じようにスマートフォンなどで価格のチェックが簡単に行えます。
インデックスファンドは長期的な投資スタイルですから株式の暴落時も価格が戻るまでポジションを持ち続けるということが、
一番なのですがやはり好きなときに売ることができるETF を買い続けることことをオススメします。
インデックスファンドの選び方
〇純資産残高を調べる。
インデックスファンドを選ぶポイントのひとつに現在のファンドの純資産残高と運用を開始してからの純資産残高が増えているのか確認します。
ファンドの資産残高が増加していれば、運用のパフォーマンスは良好であるということです。
長期的な運用であるので良好なパフォーマンスを保っているインデックスファンドを選ぶべきです。
〇 毎月分配型を選ぶべきなのか?
投資信託の場合は分配金を証券会社の口座に振り込むのか、再び投資資金として投資するのかを選べます。
しかし、ETFの場合は、基本的に決算後、現金で分配金が口座に支払われます。
インデックスファンドでも毎月分配型が存在します。
そこで運用で得られた利益や配当だけではなく、
顧客から投資用に預かった資金の中から分配しているので注意が必要です。
*純資産が減ることになるため、長期的に資産を増やすことが難しくなるからです。
〇投資先が分散しているのか?
インデックスファンドを選ぶ時にどの金融商品を組み合わせて運用しているかを確認する必要があります。
お国内株式のみで運用しているというインデックスファンドもありますが、分散投資されているほうが損するリスクが低くなります。
そこで、インデックスファンドに複数投資することをオススメします。
国内、海外といったように複数のファンドを組み合わせることにより、リスク分散ができるからです。
まずやはり初めは日経平均株価やTOPIX に連動しているETF から始めるのが良いと思います。
投資を分散させるという考え方で言うとTOPIX の方が株式市場の全体に投資しているので長期的と言えます。
*日経平均株価は組み込まれいる銘柄に少し左右される可能性があることも事実です。
そこでなれてきたら海外のインデックスファンドを組み込んでいくということです。
まとめ
iDeCo や積み立てNISAは金融庁の肝いりの制度であり、インデックス投資にとっては追い風です。
また、インデックス投資はリスクがありますが、期待リターンはプラスです。
長期的にはそれになりにいい成績で終わる可能性が高いのがインデックス投資ですし、安定した投資方法としては合理的な判断だと思います。
株式投資では銘柄選びがとても大変です。
そして、日々の価格の上がり下がりがどうしても気になってしまいます。
そこで毎月決まった金額を投資したら株価を気にしないインデックス投資のスタイルはとても良いと思います。